ネットワーク上でつながる端末に、さまざまな機能やサービスを提供しているのがサーバーだ。
たとえばパソコンやスマホなどの端末を人と捉えるなら、サーバーは電気や水道といった人々の活動に欠かせないインフラと捉えるとイメージが湧きやすい。
このITインフラ設備の運用、保守などを担当しているのが、サーバーエンジニアと呼ばれる職種だ。
サーバーエンジニアの具体的な業務には、サーバーの設計や配線、OSやアプリケーションの設定といった構築業務、サーバーデータのバックアップ管理、設定の変更や監視、障害対応やセキュリティ管理などを担当する保守業務などがある。
いずれのセクションを担当するにせよ、OS、ネットワーク、セキュリティに関する知識など、ITに関する幅広い知識が必要になる。
サーバーエンジニアの仕事は、構築業務、運用、保守など多岐にわたる。
それだけに、日常の業務はさまざまな部署や取引先と連携を取りながら業務を進めることになる。
連携を通して巨大なシステムがスムーズに稼働しているのを目の当たりにした際に、大きな達成感を得ることができる。
また、ひとたび通信などに障害が発生した際は、サーバーエンジニアが障害の原因の特定やシステム復旧を担当することになる。
こうしたトラブルに対応し速やかなIT環境の復旧に貢献できることも、サーバーエンジニアの大きなやりがいだ。
サーバーシステムは水道や電気と同じように、もはや人々の暮らしには必要不可欠なインフラとなっている。
こうしたインフラを整備し、多くの人の暮らしに貢献できることも、サーバーエンジニアという仕事の魅力だといえる。